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ユタの言葉ではじまるブログ

八重山の海と山

なぜこのブログを?どんな目的で、どんな経緯で?著者はどんな人間なのか?をちょこっと紹介します。

ことのはじまり

私の生活拠点はインドだ。
アパートもインドで借りて、かわいい2匹の猫を保護後に飼い、日本の住民票も抜いている。税金もインド政府に納めている。

私はこの先もずっとここで生きていく。人が多いし渋滞はひどい、空気も水も悪いけど、それでも伸び伸びできるこのインドという国で。

そう思っていた。しかし、インド生活も7年目を迎えたところ、ビザが出なくなった。インド現地のビザ更新を取り扱うFRROからは「とりあえず一旦日本に帰れ。大使館が新しいビザを出せるから、新しくビザ申請しろ」と言われた。その言葉通り、ちょっと1ヶ月くらい部屋をあけるくらいの気持ちでインドを出た。猫だけ友人に預け、パソコンもそのまま、食料も服もそのままに。

気づけば5ヶ月が過ぎた。

最初は東京で、いつでも大使館に通えるようにした。でも、それさえ無駄だと気づいた。気持ちは焦り、インドに帰りたい気持ちは募り、人混みと仕事に疲れて精神が消耗していくのを感じた。そこでかかった、「部屋空いてるけど住む?」という声。そしてPeachの飛行機を握りしめ、まだ見ぬ土地である八重山に向かった。

なぜこのブログを?

八重山には驚かされる。どうも日本らしい場所が苦手で、「日本の古きよき都市を巡るにはまだ早い、国内旅行は老後にとっておこう」と思っていた自分が「日本にこんな素晴らしいところがあったとは!」と思う。ここになら、家を買って定住したいとさえ思う。ここで仕事をしながら現地の文化を習い、そして自然を守る長期的な活動に携われたら…とインドを忘れてしまいそうになる。なんとか2匹の猫が、インドへの思いを繋ぎ止めてくれているが。

そしてある日お話しする機会をいただけた、ユタ。ご自身をユタと呼んだわけではないが、「自分の背後に7柱の神様がついている」と話すその方を表すには、ユタがもっとも的確な表現だと思う。そして、彼女は私の悩みを聞くわけでもなく、話進めていった。

「ブログ、って出てるよ。ブログ書いたらいいんじゃない?」

ドキっとした。過去にもブログをやったことがあって、それで仕事関連のプロジェクトの声がかかったりした。でも、続かない。やった方がいいことはわかっているけど、特に今は何を書けばいいのかわからない。

「つぶやきって出てるよ。何かを書こうとか、読んでもらおうとか、しないで。つぶやくように自分と自分の家族のこと、自然と動物のことを発信していけばいい」

そして言われた「信じるか信じないか、やるかやらないかはあなた次第。」
そんなこと言われて、無視できるわけがない…!

そこで重い腰を立ち上げ、サーバーを契約し、ワードプレスをやっと立ち上げた。2017年にトライした当時はSAKURAサーバーを安いからという理由で使って、設定が難しくて独自ドメインの設定さえできなかった。しかし、テクノロジーもユーザー体験も発展している。今回はConoHaを契約したところ、ワードプレスの設定から独自ドメイン設定まで驚くほど簡単にいけた…!何度かつまずいたもののサポートの方に丁寧に案内してもらい、「逃げるな、やりきれよ」と言われているような気がした。

というわけで、自分が縁を感じる土地、八重山、インド、チベット(そして時々神戸)について思うことを徒然なるままに書いていきます。